ワシントンD.C.から車で2時間(180km)ほど南に下ったところに位置するバージニア州の州都、リッチモンド。イデアトラベルが主催する現地ツアー、「南北戦争南軍首都リッチモンドとウィリアムスバーグ観光」で案内している事もあり、このページではリッチモンドの見所を簡単に紹介いたします。
リッチモンドの概要
リッチモンドの印象を一言で言うならば、「アメリカの田舎の都会」という感じです。
例えば、ここに住んでいる人々と話すとかなり南部訛りの英語を話します。ワシントンD.C.からこの街を訪れる人間にとっては、ちょうど東京の人が名古屋や大阪の人と会話をするような感覚で、時々聴き取れなかったりもしますし、また彼らと同じようにはしゃべれません。
この街の歴史を考える際、ジェームスタウンとウィリアムスバーグもセットで憶えておく必要があります。リッチモンドからさらに南東へ2時間ほど下ると1607年にイギリスの植民地として最初の橋頭保を築いたジェームスタウンがあります。次にバージニア植民地の首都として発展したウィリアムスバーグがあり、そして南北戦争時の南部連合の首都としてのリッチモンドがある、という流れが見える為です。
1775年、米国建国の父の一人、パトリック・ヘンリーはこの街のセントジョン教会で「自由を与えよ。然らずんば死を」という名言を放ったことで有名です。この言葉はイギリスからの独立を願うアメリカ人の意識を大いに奮い立たせたと言われています。
1861年から始まる南北戦争では、北軍の首都はワシントンD.C.で、もちろんそこにはホワイトハウスが(今でも)ありますが、ここリッチモンドにも南部連合の大統領ジェファーソン・デイヴィスの邸宅だったホワイトハウスがありました。現在は博物館になっています。
ファン・ディストリクトは、リッチモンドのダウンタウン西側にあり、扇形「ファン」からその名が付けられました。ここは19世紀後半から20世紀の初めに建てられた、様々な建築様式が混在する歴史的な建物が並ぶ住宅地です。
ウエスト・メインストリートの1301から1307までは、オレンジと青と緑の家が並ぶポップな風景。建築様式としてリチャードソン・ロマネスクやコロニアル・リバイバル、アール・デコなどの個性豊かな建物を見られます。アメリカの古い建築様式に興味がある人はそれらを眺めながらブラブラ歩いてみると良いかもしれません。
イデアトラベルでは、リッチモンドを巡る現地ツアーを主催しています。このツアーではウィリアムスバーグも巡りながら、アメリカ合衆国の植民地時代、南北戦争などを考察、知識を深めながらこれらの町を楽しんで行きます。
ちなみにツアーは、ワシントンD.C.からリッチモンドまでは車で2時間(180km)程度、リッチモンドからウィリアムスバーグまでは約1時間(90km)程度、ウィリアムスバーグからワシントンD.C.までは約3時間(245km)程度の車の旅になります。また下記のツアーでは、リッチモンドは基本的に車窓観光とさせて頂いており、ウィリアムスバーグでの時間を比較的多めに設定しております。
ワシントンD.C.やアメリカ東海岸までお越しの際にお勧めできるツアー内容になっていますので、ぜひ詳細を確認してみて下さい。

南北戦争南軍首都リッチモンドとウィリアムスバーグ観光
バージニア州リッチモンドとウィリアムスバーグ、2つの街を巡る日帰り現地ツアーです。南北戦争時には南軍の首都となったリッチモンドは、映画「風と共に去りぬ」の舞台となったことでも有名な街です。また「コロニアル・ウィリアムスバーグ」というアメリカ合衆国の植民地時代を再現した野外博物館を有するウィリアムスバーグは、建国時代からの歴史を現在までつなぐ由緒ある街として知られています。これら両方の街を一日で観光する当現地ツアーで、アメリカ合衆国の歴史探索に浸ってみては如何でしょうか。