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ボルティモアの見所

ボルティモアの見所

アメリカ・メリーランド州にある「良港」として有名なボルティモアは、1792年頃にタバコ等の輸出港として開かれ、その後都市へと発展していった経緯を持つ町です。

インナーハーバー・エリアには大型ショッピングセンターや全米でも屈指の規模を誇るボルティモア国立水族館、海洋博物館などがあり観光にはうってつけの町ですが、イデアトラベルがボルティモアを観光する現地ツアーを主催している最も大きな理由はこの地が独立戦争の舞台となったこと、そしてアメリカ国歌「星条旗」が誕生した町だからです。

アメリカという国を理解する上でボルティモアは最も重要な町の一つ、と私たちは考えています。

星形要塞、フォートマクヘンリー

1776年に独立したアメリカですが、それから何と35年も経ってから再びイギリスに攻められました。ボルティモア港に数百隻のイギリス艦隊が集積して「アメリカの運命や如何に!?」といった状況になります。

そんな状況下の1814年9月、英国の軍艦に乗り込み捕虜になっていた米国の民間人の釈放を交渉したのが米国人弁護士、フランシス・スコット・キーと云う人です(ちなみにこの人物はワシントンD.C.出身で、彼の名前を冠した「キー・ブリッジ」という橋がバージニアとワシントンD.C.を結ぶジョージタウンのポトマック河にかかっています。)

交渉は成功裡に終わったものの、英海軍はボルティモア港を守るマクヘンリー要塞を砲撃することを計画しており、キーが乗る船はその機密を守るため抑留されました。

そして英海軍の苛烈な砲撃が始まり、夜を通して1500〜1800発の砲弾が要塞に打ち込まれたと言われていますが、そんな中で、要塞の星条旗が下ろされるかあるいは白旗が掲げられるだろうと人々は固唾を呑んで見守るしかありませんでした。

しかし翌日の夜明けの光の中、要塞を見るとそこにはためいていたのは昨晩と変わらない星条旗… それを見て英軍の将校たちはボルティモアの攻略を断念したと言われています。

当時35歳だったキーも船上からその光景を見ることとなりましたが、奇跡のような光景に強い感動を覚え、そのとき書いた詩がアメリカ合衆国国歌、「星条旗」の歌詞となりました。

O say can you see,
by the dawn’s early light
What so proudly we hail’d
at the twilight’s last gleaming,
Whose broad stripes and bright stars
through the perilous fight
O’er the ramparts we watch’d
were so gallantly streaming?
And the rocket’s red glare,
the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that
our flag was still there,
O say does that star-spangled banner yet wave
O’er the land of the free
and the home of the brave?

(アメリカ合衆国国歌「星条旗」英語)

「砲弾が赤く光り 爆音が宙に轟く 夜を通して われらの旗が下ろされることはなかった おお、あの星条旗はいまもはためているか? 自由なる人々の国 勇気ある人々の故郷の上に…」といった内容の歌詞です。

(ちなみにですが、この時フォートマックヘンリー砦に掲げられていた星条旗は今でもワシントンD.C.のスミソニアンアメリカ史博物館に展示されています。)

アメリカという国を理解するために

このような、アメリカの国歌が作られた背景、さらにその詩の意味をより良く理解するとアメリカという国をより一層理解出来るはずです。

(※以下、フォートマクヘンリー砦を観光する際の演出が一部ネタバレします。それが嫌な場合はここでページを閉じて下さい。)

フォートマクヘンリー砦のインフォメーションセンターではその様子をスライドショー形式で見せてくれます。

そのプログラムの最後の方にアメリカの国歌がかすかに聞こえてきます。そしてその音量が段々と大きくなっていき、それに合わせて部屋のカーテンが静かに上がっていきます。外の光に目が慣れるとその向こうに見える砦に星条旗がはためいている…という何とも意気な演出をしてくれます。

前述したような時代背景を理解した上その情景を見ると、アメリカ人でなくとも感動すること請合いです。

ボルティモア観光は楽しい!

フォートマクヘンリーを訪れアメリカの歴史に思いを馳せ、そしてそのような米国に対し日本とは、私たち日本人とは、といった所まで考えを詰めていくのは有意義なことだと思います。

ただ、ボルティモア観光の楽しみはそれだけではありません!

ボルティモアのインナー・ハーバーにある巨大な水族館や水辺のレストラン、博物館やショップ、ボルチモア・ワールド・トレードセンターの展望台(27階)などがあり、また野球ファンであればMLBのレジェンド、ベーブ・ルースの生家と博物館を訪れても良いかもしれません(※ツアー日程にベーブ・ルースの生家と博物館は含まれておりませんので、ご希望の方は事前にご相談下さい)。

また小説好きな方でエドガー・アラン・ポーのファンであれば、彼の墓を訪れるのも面白いのではないでしょうか(※ポーの墓もツアー日程に含まれておりません。観光をご希望の方は事前にご相談ください)。

またツアーによってはボルティモアの後に海軍士官学校があるアナポリスに立ち寄り、海軍士官学校内を自由に散策(売店でネイビーグッズを購入したり)できるタイプもあり、存分に楽しんで頂けるのではないかと思います。

ワシントンD.C.へお越しでボルティモアに興味がありましたらぜひイデアトラベルまでお声がけください!

ボルティモア・湾岸沿いの風景
ボルティモア・港の夜景

イデアトラベルが主催するボルティモア関連の現地ツアーは以下になります。

メリーランド州ボルチモアの風景

ボルチモア -アメリカ国歌誕生の街- 観光

メリーランド州ボルチモア・フォートマクヘンリー砦、ボルチモア市内のインナーハーバーを観光する日帰り現地ツアーです。メリーランド州最大の街、ボルチモアは「アメリカ国歌誕生の街」として有名ですが、その由来となった場所であるフォートマクヘンリー要塞を訪れます。その後はボルチモアのインナー・ハーバーを散策。巨大な水族館や水辺のレストラン、博物館やボルチモア・ワールド・トレードセンターなど存分に楽しめる観光名所で自由観光をして頂けます。

メリーランド州ボルチモアの風景

港街ボルチモアと海軍士官学校のアナポリス観光

メリーランド州ボルチモア・フォートマクヘンリー砦、ボルチモア市内、アナポリスを観光する日帰り現地ツアーです。メリーランド州最大の街、ボルチモアにはインナー・ハーバーと呼ばれる観光名所が集まったエリアがあり、観光客を楽しませてくれます。ボルチモア市内で楽しんだ後はアナポリスへ向かいます。海軍士官学校があることで有名な街ですが、当現地ツアーでは学校内を散策します。校内の売店でネイビーグッズを購入したりと、普段では中々できない体験を味わって頂けます。ワシントンDC発着、日帰りなのに内容盛り沢山な贅沢現地ツアーです。