国立航空宇宙博物館別館(ウドバーハジーセンター)は飛行機に興味のない人でも行って良かったと思うこと大請け合いです。それはなぜか、と言えばその施設の規模に誰もが圧倒されるからです。
国立航空宇宙博物館の別館、スティーブン・F・ウドバーハジー・センター(Steven F. Udvar-Hazy Center)
ワシントンD.C.市内にある本館の別館として2003年に新設された別館は、本館よりさらに大きな規模の博物館で、世界中から観光客が集まってくる観光名所です。館内には約200の航空機と約135の宇宙船が展示されているそうですが、この数字を見ただけでも規模の大きさはある程度伝わるのではないでしょうか。
ちなみに旧日本軍の航空機(月光、桜花、震電、屠龍、晴嵐、橘花、紫電改)も展示されています。その日本軍用機展示群の真上に覆いかぶさるように、広島に原爆を投下したB29エノラ・ゲイも吊り下げられて展示されています。その他エールフランス航空のコンコルドや、スペースシャトル、ディスカバリーなど私たちのような一般人にも広く知られた飛行機やロケットがとんでもない規模で展示されています。
私たちイデアトラベルはウドバーハジーセンターへ行く機会も当然多いわけですが、とにかくこんなものを作ってしまうアメリカという国に脱帽、という感じです。
人類の近代航空宇宙発展史は(諸説あるようではありますが)ライト兄弟のファーストフライトから始まったこともあり、その後から現在、そしておそらく未来に至るまでアメリカ無しには語れないことは間違いの無いことではないでしょうか。そのファーストフライトから今日に至るまでにアメリカが関わってきた「エポック」となる航空宇宙関連の歴史的展示品と、さらにアメリカ以外からも一堂に集められてここ、ウドバーハジーに一挙に展示されているという訳です。
ウドバーハジーセンターは柱のないカマボコ型建築で、おそらくサッカーコート3面は優に入る大きさです。まずはその大きさに度肝を抜かれました。しかもダレス空港の敷地内にある(隣接していると言うべきかもしれませんが)ので離着陸する飛行機が頻繁に頭上をかすめます。
これだけの展示をし、さらにそれを管理・運営するのにどれだけの資金が必要となるのか想像も及びませんが、それにも関わらず入場料を無料で通している…何と言うか、アメリカの底力に感嘆せざるを得ない、というのが正直なところです。
イデアトラベルでは、ウドバーハジーセンターを巡る現地ツアーを主催しています。ワシントンD.C.や近隣までお越しの際にお勧めできるツアー内容になっていますので、ぜひ詳細を確認してみて下さい。
また当博物館は、ダレス空港を利用しワシントンD.C.へ滞在あるいは出立する方は効率的に観光することが出来ます。詳細はこちらのページをご覧下さい。

航空宇宙博物館別館(ウドバー・ハジー・センター)観光
航空宇宙博物館別館(ウドバーハジーセンター)を巡る現地ツアーです。航空宇宙博物館別館は、ワシントンDC市内にある本館よりも規模が大きく、本物のスペースシャトルやコンコルド、B29エノラゲイなど、複葉機(揚力を得るための主翼が2枚以上ある飛行機)からロケットまで飛行機好きにはたまりらない展示内容だと断言出来ます。「よくもまあこれだけ集めたものだ」と唖然とするような圧倒的な展示数を誇る博物館です。